新入社員の皆様、おめでとう御座います。学生とは違う新たな生活への一歩ですね。
一人暮らしを始める方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は新卒の一人暮らしの人向けの貯金のコツについて書いてみました。
初任給を貰って嬉しい反面、「貯金しなきゃなー」とか「そもそも貯金の方法わからない!」って人も多いと思います。その上初めての一人暮らしということで、「意外とお金かかるな..」と感じることが多いと思います。
そのような新卒で一人暮らしのに向けて、無理のない貯金方法や節約のコツ、気になる生活費、貯金額の平均などをまとめましたので、どうぞごゆっくり見ていってください!
一人暮らしの生活費の平均
総務省統計局の「統計調査 家計収支編 単身世帯(2019年)」の「年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(単身世帯)」のデータ(~34歳の全国の男女)によると、食費や光熱費の生活費は以下のようになっています。
住居費 | 33,458円 | |
食費 | 44,048円 | |
水道光熱費 | 7,265円 | |
生活用品費 | 3,682円 | |
被服費 | 8,217円 | |
保健医療費 | 4,580円 | |
交通費 | 20,488円 | |
通信費 | 6,717円 | |
娯楽費 | 20,096円 | |
その他(理美容・交際費) | 23,774円 | |
合計 | 172,324円 |
結構生活費にお金がかかることがわかります。
あくまでも平均で、現在はコロナの影響もあり、外出に伴うお金が減っていたりするので、参考程度に見ていただければと思います。
一人暮らしの貯金の平均値と中央値
金融広報中央委員会「令和元年(2019年)家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯]」では、20代の年収別の貯金額の平均と中央値が以下のように挙げられています。
年収 | 平均値 | 中央値 |
---|---|---|
300万円未満 | 54万円 | 1万円 |
300万円以上500万円未満 | 167万円 | 50万円 |
500万円以上750万円未満 | 498万円 | 145万円 |
300万円未満の平均は54万、中央値は1万、300万円以上500万円未満だと平均167万円で中央値が50万円になってます。前者も後者も中央値が1万と50万なので、1万円以下もしくは50万円以下の貯金額の人が多いと言えます。確かに慣れない一人暮らしでその上お金のやりくりもよくわからないとなると、貯金がなかなかできない人も多いと思います。
無理なくできる貯金のコツ・節約のコツ
ここでは上記にあげたように慣れない生活の中で、無理なくストレスも少なくできる貯金のコツ・節約のコツについて、実際私が新卒の1年間で行ってきたものを紹介したいと思います。
今回紹介するのは以下の4つの方法です。
- 先取貯金
- 口座を分ける
- 自炊
- 浄水器を買う
先取り貯金
先取りというのは名前の通りあらかじめ先に何円かを貯金する方法です。例えば月18万入ったらその時点で1万円を貯金として別の口座に移して、17万円でその月のやりくりをするということです。この方法のメリットは高確率で貯金できる点です。余ったお金を貯金する方法とは違い、お金のある状態から貯金をするので、高確率で貯金できます。
注意点として、最初からあまりに多くのお金を先取り貯金としてしまうと、生活費が足りなくなってしまう可能性があります。最初は少ない金額から始めることをお勧めします。
口座を分ける
口座を分けることも貯金をすることにおいて大切だと思います。なぜかというと、同じ口座での収支管理はわかりづらいからです。例えば今口座に10万あると仮定して、これを現在の貯金額とします。お給料日にその口座に18万が入ってきて、クレカの引き落とし日には同じ口座から4万引かれて、毎日の生活費で何円かまた引かれて、今月2万貯金するとなると、今の貯金額の10万円を考慮して差し引き何円使えて、、と計算するのとても面倒くさいですし、わかりづらいです。
最低でも2つ口座を持ち、1つを貯金用と引き落とし+生活費用とすれば、上記の例えのような面倒臭い計算は少なくなります。またプラスアルファで先取り貯金も行えば、引き落とし+生活費用の口座にはもう貯金用のお金はないので、お金の計算もグッと楽になります。
ちなみにですが私は口座を4つに分けています。生活費用、先取り貯金用、貯金用、支払い用の4つです。
どういう理由でお金を分けたいかは人それぞれだと思うので、そこは自由に何個も口座を分けてOKだと思います。ただしあまりに分けすぎてもわかりづらいので、5個以下ぐらいがいいと思います。
自炊
自炊も私がお勧めしたい貯金のコツ、節約のコツです。自炊のメリットとしては、毎日のご飯代の節約になることや、自分でご飯を色々と作れるようになることです。
毎日のご飯代については、3食全部買い食いとなると結構お金がかかってきます。毎日1500円ほどご飯代にかかるとすると毎月30000円ご飯代が出費として出て行くこととなります。かなり大きい金額だと思いませんか?そこで、お昼をお弁当にしてみたり、夜ご飯を自分で作ってみたりすることでご飯代を節約でき、貯金に回せます。また、ご飯を作るようになることで、もう一つのメリットとしてあげた自分で色々とご飯を作れるようになることにも繋がります。
自炊と聞くとハードル高いなと思うことがあると思いますが、全然そんなことないと思います。最初はおにぎりを作ってみてお弁当にしてみるでも全然良いと思います。最初からインスタに載っているようなキラキラしている料理やお弁当なんて作れなくて当然です。
ちょっとずつできそうな料理を作っていけば良いですし、見た目を気にすることよりも、自分ができる料理を作って節約につなげることの方が大切だと思います。
浄水器を買う
これもとてもお勧めの節約のコツ、貯金のコツと言えます。元からよく水を飲む人や、健康を意識し出してこれからお水たくさん飲もうかなと考えている人にもおすすめです。
メリットとしては、毎日の飲料代がかなり浮くことです。初期費用は容器とカートリッジなどで5000円弱かかってしまいますが、1度買ってしまえばお水を毎回買うよりも安いです。私が買っているブリタのカートリッジは3つで〜円なので毎日水を買うよりも節約になります。おうちにいる時の水だけでなく出勤前のコンビニのコーヒーや疲れた時のエナジードリンクなどをよく買う人にとっても浄水器を買ってお水代を安く済ませておくと飲料代の出費が減りますね。
デメリットとしては、お水があまり好きではない人にとっては不向きかもしれません。ただジュースを飲むよりも水を飲んだほうが身体に良いですので、これを機会にジュースから水に路線変更しても良いかもですね。
貯金をすることのメリット
貯金をするメリットはたくさんありますが、私としては以下の2つをお伝えしたいです。
- 選択肢が増える
- 資産運用に手を出せる
選択肢が増える
例えば、とてもお世話になった人にプレゼントをあげたい時、例えば今あなたが働いている会社に嫌気がさして転職を考えている時などなど、今持っているお金が少ないとあげることができるプレゼントも限られてきますし、転職しようにもお金が足りなくて一歩を踏み出せないということがあり得ます。
貯金がそこそこにあることで上記の例以外にもあらゆる場面での選択肢が増えます。選択肢が増えるということは可能性も増えるということに繋がります。
資産運用に手を出せる
ある程度貯金額額が貯まってきたら、資産運用を始めてみることもできます。最近良く資産運用という言葉耳にしますよね。資産運用というのは簡単にいうと「お金にお金を稼いでもらう」ということです。
このように聞くととても魅力的で今すぐにでも始めたいと思う人が多いと思うのですが、貯金額が少ないのに始めることはお勧めしません。
資産運用を始めるとそのお金はすぐにはそのお金を手元に戻すことは難しくなります。例えば急な出費が続いてしまい手元のお金がなくなってしまった際に、資産運用のお金を持ってこようとしても、手続きをしなければ戻ってきません。また、資産運用は資産が減ることも当たり前のようにあります。なので、手続きをしなければ手元に戻ってこなければ、戻ってきたとしても資産が減ってしまっていることがあり得ます。
上記のことから、1ヶ月分の生活費×半年〜1年ぐらいのお金、いわゆる生活防衛費を貯めてから始めてみてください。
私が上記の貯金&節約法を試した結果
実際昨年1年間新卒の一人暮らしで上記の貯金のコツ、節約のコツを試してきました、
その結果、無理なく年間で120万円ほど貯金することができました。毎日毎日節約というわけではなく、慣れない社会人生活で、ストレスもすごく溜まりました。
そんな時はストレス解消ということで、好きな洋服や美味しいご飯にお金を使ったりもしました。
緩急をつけながら無理なく貯金額を増やせたので、是非上記のコツを参考にしていただけたらと思います。
最後に
ここまで見ていただきありがとうございます。
何度も言ってしまっていますが、慣れない一人暮らしと社会人生活で頑張って貯金をしようという気持ちがあるのは素晴らしいことだと思います。
私があげた貯金のコツや節約のコツはすぐにできるものばかりなので、まだできてない人は是非すぐに実践してみてください。まだ口座が一つしかない人は、今すぐにでももう一つ口座を作ってみましょう。ネット口座だったら簡単に口座が作れます。口座ができたら1000円でも良いのでお金を入れましょう。また、マイボトルも最悪家にある空きのペットボトルを綺麗に洗って家にあるお水を持っていけば充分です。そのお水も浄水器を使ったお水だったらなお節約ですね!
最初から大金を貯金するのは難しいですし、逆にお金が使えなくてストレスだと思うので、まずは少額から少しずつ貯めていくことで「自分でも貯めれた!」という自信がつき弾みが出てくると思います。ぜひぜひ貯金を楽しんでみてください!